ドラックストアで売っている市販の鎮痛薬といえば、女性にとって身近な薬の一つではないでしょうか?
頭痛や生理痛がつらい日に、心強い女性の味方ですよね!
私もポーチに入れてお守りのように持ち歩いていました。
鎮痛薬の中でも、頭痛に特化したものを多く見かけます。
頭痛のCMで「良く効く」、「早く効く」と言われると試してみたくなりますよね。
そんな便利な頭痛薬ですが、飲み方を間違えたり、飲む量をどんどん増やしてしまうと、
薬はだんだん効かなくなり、もう一回追加で飲んじゃえ!とか、
不安だから痛くなる前に飲んでおこう!という悪循環が始まります。
そして、最後には頭痛薬の飲み過ぎで神経が過敏になり、新たな頭痛を生み出してしまいます。
鎮痛薬は、頭痛の症状を一時的には抑えてくれますが、頭痛の原因そのものを治療できるわけではありません。
当院には、「頭痛薬を飲み過ぎている」と感じながらも、なかなかやめられない患者さんがたくさん来院されています。
今日は、頭痛薬を飲む時の注意点についてお話ししますね。
<頭痛薬を水以外飲み物で飲んでも大丈夫?>
ジュースやコーヒーで薬を飲んでいる人を見かける事があります。
水以外の飲み物と一緒に飲むと、薬の成分が飲み物の成分と作用しあって、予期しないトラブルが起きることがあります。
飲み物との組み合わせによっては、薬が効き過ぎてしまうこともあります。
また、薬によってはカフェインが含まれているものもあるため、コヒーなどの飲み物で薬を飲むと、カフェインの過剰摂取になるので危険です。
アルコールと一緒に飲むと、さらに危険なので絶対にやめましょう。
やはり、薬は白湯で飲むのが一番です。
また、水の量が少ないと薬が十分溶けないため吸収率が下がってしまいます。
薬の効果をきちんと発揮するためには、コップ一杯程度の水(200c c)が必要です。
200ccなんて多い!?と感じるかもしれませんが多めの水で飲むように心がけましょうね。