耳鳴りの患者さんは高い割合で慢性頭痛に悩まされています。そして、そのほとんどが片頭痛です。
頭痛の発作の前兆として、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる光の点が見える症状が有名ですが、耳鳴りも片頭痛の起こる前兆として現れることもあります。つまり、片頭痛は耳鳴りと関連性の強い症状と言えます。
耳鳴りを起こす患者さんのうち、90%以上が難聴があるとわかっています。聞こえにくい音があると、脳に変化が起こり、脳は電気信号が少なくなっことを感知し、聞こえないことを補うために過度に反応し、電気信号を増やします。この反応は音が鳴っていない時にもおこり、「音が鳴っている」と勘違いしてしまいます。
これは、自律神経のバランスが崩れたことによる脳の誤作動であるため、薬でのコントロールが難しいです。