聴覚過敏は年齢や性別に関わりなく起こる症状であり、原因も様々です。

例えばストレスや、または顔面神経麻痺、てんかん、難聴などの疾病がその背後に潜んでいます。また、症状の度合いもばらばらです。 あまりに症状がひどいときには、身体的・精神的な負担により、日常生活に支障をきたすこともあります。そしてそれが原因となって頭痛になる方が急増しているんです。

 

聴覚過敏の症状は?どんなお音が気になる?

 

音が響く

定義の曖昧な聴覚過敏ですが、「音が響く」ことが症状を表すひとつのキーワードになります。具体的には以下に紹介するような表現で症状を表わします。

・耳をつんざくように音が響く

・頭の中で音が反響する

・耳に音が刺さって、脳が震える感じ

 

症状の程度も様々であるといわれています。例えば、頭痛になってしまい作業を中断せずとも我慢できる場合から、意識がもうろうとして横にならないと耐えられないほどの場合もあります。

聴覚過敏の症状が強い場合、耳をふさぎたくなるほど耳の奥が痛くなったり、頭痛が起きたりするような身体的な痛みを伴うことがあります。症状の程度によっては休憩をとったり、不快感の原因となっている音から離れたりすることが必要です。

 

<気になるのはどんな音なのか>

不快感をもよおす音には個人差があります。

聴覚過敏の症状がある方にとって不快な音となりやすいものの例をいくつか紹介します。

 

・人と人が会話している音

・救急車両のサイレンの音

・打ち上げ花火の音

・駅や街中での人ごみの音

・子どもの声

・ゲームセンターやボーリング場での音

・ドアの開け閉めやノックの音

・食器と食器が触れ合う音

 

特に、低い音よりは、女性の話し声や子どもの騒ぎ声、また食器が触れ合う音などの高い音を苦痛に感じる人が多いです。ある特定の音が気になる場合もあれば、耳に入る全ての音に対して苦痛をもよおす場合もあります。精神状態や体調によってもツラさは異なります。

 

<聴覚過敏に至る原因、メカニズムは>

 それではどのような原因によって、聴覚過敏に至るのでしょうか。ここではそのメカニズムについてお伝えします。原因はひとつだけではなく、組み合わさっていることもありますが主に頭痛に関係してくる聴覚過敏の原因はこちらです。

 

自律神経の乱れ>

聴覚過敏の症状を訴える人には、ストレスを抱えている場合が多いです。体を健康に保つための機能について理解をする必要があるでしょう。以前もこちらのブログでご紹介いたしましたが、自律神経の体を整えている神経の仕組みについて改めてお伝えします。

 

健康な状態であるときには、交感神経と副交感神経というふたつの神経により構成されている自律神経のバランスが整っている状態です。しかし、精神・心身に過度のストレスがかかると、自律神経に乱れが生じます。

 

つまり、交感神経が緊張状態に陥り、副交感神経の働きが低下するのです。交感神経の緊張状態は、アドレナリンを体内に作用させます。アドレナリンは、生命の維持のために必要な体を活発にさせるホルモンですが、過剰に作用しすぎると、心拍数が急増したり、血管に過度に収縮が起こります。

 

これが聴覚過敏を伴う耳鳴りや難聴など、耳の不調の原因と頭痛を起こす原因となります。

 

<聴覚過敏が起こりやすい人は>

身体的・精神的なストレスにさらされ続けている人

・生活の中でトラブルを抱えている

・チームの中心的役割に立っている

・気が休まらないような心配事を長く抱えている

・体に負担がかかり続ける環境に置かれている

 

このような状況の方はストレスにさらされやすく、その結果聴覚過敏の症状が出ることがあります。

 

聴覚過敏かな?と思ったら

生活を見直す・ふりかえる

 

ストレスや重圧がかかる場面に長くさらされ続けていないかをふりかえり、聴覚過敏に至るまでの経緯と背景を見直すことが大事です。現在の日々のスケジュールや、身を置いている環境を今一度ふりかえってみましょう。「しなければならない」作業や、過剰な心配ごとに押しつぶされてはいないでしょうか。

 

<リラックスを心がける>

聴覚過敏の症状は、心因性である場合が多いです。症状の根っことなっている原因に光を当て、その生活習慣を改善するという方法がもっとも有効でしょう。

 

感覚過敏は精神状態の影響を大きく受けます。精神状態が悪く不安が強いと重くなる傾向があります。積み重なっている仕事や心配事を一度わきに置いて、リラックスすることが大切です。

 

聴覚過敏を引き起こしている原因となる物事(ストレスや重圧、心配事など)を減らすという視点も持っておくのがよいでしょう。

 

<環境を調節する>

 負荷のかかる音声が少なくなるように、環境を調節することも大事です。可能であれば大きな音のある場所には行くことを避けましょう。例えば、スーパーのがやがやした音が苦手であれば、人の少ない夜の時間や朝に行くことができます。しかし、このように都合よく音響に関する環境を整えることができない場合もあるでしょう。

 

そのように周囲の環境を調節できず、聴覚過敏の症状が強く、またそのような環境下に長くいなければならないときには、耳栓などを着用して音を塞いでしまうのもひとつの方法です。耳栓をすることによって、自分の耳に入る音をコントロールすることができます。

 

聴覚過敏の症状を訴える子どもが周りにいる場合には、周囲の大人が環境に配慮する必要があります。例えば、ドアの開け閉めをそっと静かにする、大きな音を出すことを避けられないときには、子どもを別の部屋に移動させるなどです。このように少し気遣うだけでも子どもの症状は軽減されます。

 

一方、耳栓の着用については専門家の間でも賛否両論の声があるので、注意が必要です。

聴覚過敏がきつくて、どうしても騒音の環境に身を置かなければならないときではない場合以外にも常に耳栓の着用をしていると、聴覚過敏が慢性化することもあります。

 

というのも、「音を聞くため」にある耳を常に塞ぎ、その機能を抑制してしまうと、音を伝えるシステムに摩擦を生むと言われています。

その摩擦が体内で大きな抵抗を生み、自律神経の偏りに拍車がかかります。その結果、耳が詰まったり、本当に聞こえにくくなってしまうという反応が現れることがある、ということもあります。

 

<セロトニンの活性化を促す>

 リラックスを心がけろといわれてもどうしても難しいこともあると思います。そんなときには、セロトニンの活性化を促す方法が聴覚過敏の改善に有効となるでしょう。

 

セロトニンとは、神経伝達物質のひとつです。身体的・精神的な消耗と、神経伝達物質として脳内で働くセロトニンには大きな関係があるといわれています。

 

 セロトニンが活性化することにより、精神的な安定が得られたり、自律神経の乱れや体の痛みが和らぐなど、さまざまな効果があるといわれています。それでは、セロトニンを活性化させるための4つの方法をご紹介します。

 

<太陽の光を浴びる>

セロトニンの活性化には、一定以上の強い照度の光を網膜に取り入れることが必要です。目安としては晴天の朝の光、と同じ照度で、数字にすると2500ルクス以上です。

 

<軽い運動をする>

ウォーキングやジョギング、ヨガやストレッチ、ダンスなどのエクササイズはセロトニンを元気に働かせる要素があります。注意点が2点あります。疲れるほどの過度の運動と、ながら運動はなるべく控えた方が良いでしょう。

セロトニンは、過度に運動をするとその分泌をやめてしまいます。また、セロトニンの活性には「集中」することが大切な要素です。テレビを見たりや音楽を聴いたりしながら運動を行うと集中力が削がれてしまうので、できれば避けたほうがよいです。

 

<食べ物から摂取する>

 セロトニンが体内で作られるためにはトリプトファン(必須アミノ酸のひとつ)、炭水化物、ビタミンB6が必要になります。では実際にどのような食べ物を食べたらよいのでしょうか。

 

<トリプトファンを含む食材>

・大豆製品(豆腐、納豆、味噌、醤油、きなこなど)

・乳製品

・鶏卵

・魚卵(タラコ、スジコ、明太子など)

・ゴマ、ナッツ

・カツオ節

・アボカド

・バナナ

 

<炭水化物を含む食材>

・穀類(ご飯、麺類、パンなど)

・いも類

・果物

 

<ビタミンB6を多く含む食材>

・魚類(サケ、サンマ、イワシ、マグロ、カツオ、サバなど)

・バナナ

・にんにく、しょうが

・未精製の穀類(玄米、胚芽パンなど)

・豆類(大豆、ヒヨコ豆など)

 

というように聴覚過敏を防ぐ対策もありますのでご自身が聴覚過敏であったり、お子さんがそのような症状がある場合は試してみてください。

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住所 岡山県倉敷市日吉町480-8 韓国コスメsylph(シルフ)店舗内
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営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休
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