IT機器に長時間向かい合って作業すればするほど、
全身の血の巡りが悪くなり肩・首・上腕・背中などを中心とした筋肉が緊張し、
こりや疲れがどんどんたまります。
また近距離で凝視すると、まばたきの回数が減り、疲れ目や目の乾燥が進みます。
特に画面が目線より高い位置に設置されていると、まぶたがより大きく開き、目の乾燥が進みやすくなります。逆に持ち歩きタイプのノートパソコンのような小さすぎる画面を長時間凝視して作業し続けると、首がずっと下を向いたままになるため頸椎に負担がかかりやすくなります。
体に負担のかかる姿勢や環境でIT作業をすればするほど、VDT症候群の症状は悪化しやすく、時には仕事に支障をきたすほどの眼痛、頭痛、腰痛、背部痛やめまい、眼精疲労が生じることがあります。それがさらに悪化すると不眠、全身倦怠感、微熱、イライラ、抑うつなどの重い症状に至る場合もあります。
現在、仕事でパソコン機器を使う人の68.6%が疲れや自覚症状を感じているとのことです。
その症状の内容としては、90.8%が「目の疲れ・痛み」、74.8%が「首、肩のこり・痛み」を訴えており、「腰の疲れ・痛み」「背中の疲れ・痛み」「頭痛」の訴えもそれぞれ20%以上となっています。
また精神的なストレスを感じていると答えた労働者は34.6%にも上ります。
皆さんの職場にも、このような症状を感じている方が多いのではないでしょうか?
忙しいときこそ目を休ませてあげるようにしましょう。目安は1時間集中したら10分休憩を取るのが良いそうです。
休みすぎ。と思ってしまいがちですがそれだけ身体は疲れやすいという自覚をすることが大切ですね。